RSS | ATOM | SEARCH
スポンサーサイト

一定期間更新がないため広告を表示しています

author:スポンサードリンク, category:-,
-, -
村上春樹 「1Q84」
評価:
村上春樹
新潮社
¥ 1,890
(2009-05-29)

発売日当日に買って、ゆっくり読みすすめ、昨日ようやく読み終わりました。
せっかくですから、感想を書いてみます。

村上氏にとって久々の長編ですし、「どういう作品なのか」という情報が
これまでほとんど表に出てきていなかったこともあり、ワタシ自身も期待
が大きくなるのを感じてました。それでも最近の作品はワタシにとっては
「のめりこむ」という感じではなくなってきているので、果たしてどうだ
ろうかという冷静に考えている自分もいて・・
それでも本屋に山積みになっている「1Q84」を見てなんとなく
ニヤニヤとしてしまうのはファンならではの心情でしょうか。

以下はネタばれを含んでいます。未読の方はご注意ください。


 さて、今回読んでいて一番感じたのはものすごく緻密な表現で書かれているな
ということでした。なんというか「ゴリゴリ書いている」という印象です。
ここのところ村上氏は手書きではなくMacらしいので「ゴリゴリ書いている」というのは
不適当かもしれませんが、なんとなく文体からそういう印象を受けました。
得意の比喩の多用というよりは比喩を使わずにそれでも目の前に浮かぶように
描ききるぞ、という意気込みのようなものを感じました。

そして、これまでの氏が描いていた作品のエッセンスを融合させてできている
感じがしました。天吾と青豆の章が交互に展開され、それがだんだん結びつきを
持ってくる所なんかはまさに「ハードボイルド・ワンダーランド」ですし、
宗教団体「さきがけ」とか「あけぼの」なんかはどうしてもオウム真理教を描いた
「アンダーグラウンド」、「約束された場所で」のにおいがします。
天吾の物書き仕事は「ダンス・ダンス・ダンス」の「雪かき」的な仕事が
思い出されますし、ふかえりはなんとなくキキっぽいですよね。(「ねじまき鳥」
の加納クレタっぽい部分もある)そして、なんと牛河まで登場(手塚作品みたいだ・・)
そんなファンにとっては「謎解きゲーム」のような要素もある作品です。
(楽しみ方が違う?)

作品としてですが、ワタシは読み終わって「あ、終わっちゃった」って感じでした。
これからリトルピープルとの対決が始まるぞ、というタイミングでブツっと終わってしまった感じで。
結局最後まで説明されないことも数多く、謎も解決せず、未来の予感もなく
ちゅうぶらりんな印象でした。

もちろん推理小説じゃないですから、最後に絡んだ糸が一気にほぐれるように
「全部すっきり解決!」
を期待してもしょうがないと思うのですが、それにしても中途半端な感じが。
(それがホラーなの?)

・・これもねじまき鳥と一緒かな。

一応今回のBook1,2で完結ということらしいのですが、
1年後のBook3に期待します。



あと、「シンフォニエッタ」はぜひ聞いてみたいな、と思いました。

author:NaOH, category:読書, 01:53
comments(1), trackbacks(1)
スポンサーサイト
author:スポンサードリンク, category:-, 01:53
-, -
Comment
こんにちは。同じ本の感想記事を
トラックバックさせていただきました。
この記事にトラックバックいただけたらうれしいです。
お気軽にどうぞ。
藍色, 2012/01/06 6:26 PM









Trackback
url: http://chiekovsky.jugem.jp/trackback/451
-
管理者の承認待ちトラックバックです。
-, 2012/01/06 6:24 PM